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「何言ってんの?」
僕は、彼女が話かけて来る時、いつもそう思ってしまう。
僕は、毎日、中と外を区切る板の所から、紙の束を取ってくる。不思議な事に、その紙の束は、いつも朝と夜の同じ時間に、いつも同じ所に置いてある。
それを、彼女の所に、持って行く。すると、彼女は撫でてくれる。
だけど、僕には、彼女の言ってる事はわからない。悲しいことに、それは、決して埋まる事のないギャップなのだ。
けれど、どうやら彼女は、僕の好みを知っているみたいだ。
なぜなら、このドッグフードが最高に美味いから。
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