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俺の視界は真っ暗になった。
寒い…コンクリートだろうか?
俺は無理をしたため、倒れてしまった。
意識が有るのに、動けないって変な感じだ。
「あ、あの…」
すまない、聴こえているけど動けないんだ、目も開けれない。声を掛けているのは、先ほどネコを撫でていた少女だ。
「…大丈夫ですか?─っ!」
「お兄ちゃん!」
お、魅麗か。グッドタイミングだな。
「なんで無茶するのよ!」
と言いつつ、俺を叩いていた。
これは憎いから、とかじゃなく、こういう風になった場合、何かしらの衝撃を心臓付近に与えると治るらしい。最近、分かったことだ。
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