第1章 越えられない壁

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よっぽど探し廻ったんだろうか?帰りの汽車の中、ずっと俺の肩に魅麗は寝たまま、頭を乗せていた。 「ありがとな」 しかし…。 魅麗は駅に着いても起きず、仕方がないのでおんぶをし、洋服だろうか?袋を両手いっぱいに持って、家まで帰った。 「か、母さん…」 「あら?お帰り…って高瀬大丈夫?」 「とりあえず袋持って…頂け…れば…幸いです…。」 「はいはい」 「袋持って来てよ」 俺は魅麗を寝かせるため、魅麗の部屋に入ろうとしたが……。 「入って良いのか?」 そう、高校に入ってだろうか? 俺を部屋に入れてくれないんだ。
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