第1章 越えられない壁

15/53
前へ
/293ページ
次へ
「魅麗、ごめん」 俺は部屋に入った。一年ぶりの入室だ。 俺は少しみいってしまった。 「早く寝かせなさいよ…」 「そうだった」 魅麗のベッドに腰を掛け、ゆっくりと魅麗をベッドに寝かせる。 「あんたも、もうご飯だから」 母さんは部屋から出ていってしまった。部屋に二人っきり……何考えてるんだ俺は! 「もう出るかな」 出ようとした時、 「ッ!?」 魅麗が俺の手を掴んでいた。 だけど、魅麗は寝ているし…寝言みたいなもんか?
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加