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「お、おい。」
「もう……だけ、いて」
「今なんて?」
魅麗の口に耳を傾ける。
「もう、少しだけいて…お兄ちゃん」
「ね、寝言だよな…前にも確かこんな事があった気が…」
だけど、俺はしばらく魅麗の手を握っていた。
「やべっ!!」
俺は起きた瞬間、状況が読めた。あのまま、俺は魅麗の部屋で寝てしまっていた。手を握ったまま。
「ヤバい…魅麗なんかに見つかったら……」
「なんで?」
「へっ?」
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