第1章 越えられない壁

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俺は重い足取りで一階に向かう。そういや、前から疑問に思ってたんだが…。 「母さん、なんで俺の名前って高瀬?名字じゃあるまいし、それに魅麗も難しい字使って」 「なんでって、面白いから?」 「…………」 俺は何分固まっただろうか、子供の名前を面白がってつける親がいたなんて…。 「よーし、にぃにいこっ!」 「はいはい……って!お前なんつー格好を!」 「良いじゃない、このくらい」 「待て、彼氏と行くわけじゃあるまいし…しかもスカートみじかっ!!み、見えちゃうだろ!」
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