第1章 越えられない壁

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「このくらい普通よ!お兄ちゃんが女の子と付き合った事ないから、そう思うの!」 「そ、そうなのか…」 「じゃあ行ってくるね~お母さん。ほら行くよ、お兄ちゃん」 「わ、わかったから、腕引っ張るなって」 そんなわけで、俺と魅麗は買い物に出掛けた。 市街地に行くには汽車に乗らなければならない。駅まで歩いて15分くらいだ。 「さっきから、気になるんだけど…なんで腕に抱き着いてんだ?」 「良いじゃない☆彼女みたいに見えるじゃない、それとも私とじゃ、いや…?」 「いや…いやも何も…」
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