第1章 越えられない壁

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「次、どこいくの」 「次はー…お洋服でも買っちゃおかな♪」 「お金は大丈夫か?少しなら出してやるぞ」 「ホ、ホントに?やった☆」 そして、その後何軒か店を廻った。 俺は違う意味で青ざめていた。 「お兄ちゃん顔青ざめてるよ、体大丈夫なの?」 「だ、大丈夫」 いや、大丈夫じゃないのは体じゃない財布の中が…寒いな。 「あっ!!ま、待ってよー!」 「魅麗どうした?」 声がしたから、振り返ると魅麗が困った顔をしていた。
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