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しばらくして王が言った………。
王「今日ここで生まれたのはリンだけということにする。リンは王女となりこの国を統べるのだ。」
大臣達がざわつく…
ここで一人の家臣が言った。
家臣「レン様はどうされるので?」
王「……生憎、私には自らの子を手にかけるような非情さがない……。
身勝手なのはわかっている……。しかし私には無理だ。
……そこでだ、彼にはリンの召使になってもらおうと思う。」
さらに大臣達がざわつく…
家臣「静粛に!」
家臣の一喝。
家臣「王の意思は絶対です……。
だからというわけでもないですが、私は王の意思に従いましょう……。
大臣の方々……異論は??」
しばらくの沈黙……
大臣達は顔を見合わせ、口を揃えて言った。
大臣達「「王の仰せの通りに」」
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