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「夏目、何で笑うわけ?」
「あっ。可笑しいわけじゃないですよ!ただ、ユウマさん見かけと違って可愛いいなって思いまして」
「お前ホント、さらりと恥ずいセリフはくよな」
「そうですか?正直に言っただけですよ」
「……あっ、電池一つ失くなった」
「早いですね。じゃあ、失礼させていただきます」
スッと夏目は消えて行った。
ケータイを見つめると、電池のマークはまだ三つあった。騙したのだ。
女ってんのは皆あんなのなのか?一人除いてだが……。
ある一人の女性を思い浮かべ、う~んとうねった。
◇
「こんにちは。おじゃまします」
玄関をあがり、ずかずかと入っていく。
2階に向かうさい、アキラのおばさんがいた。
「おばさんおじゃまします」
「こんにちは。後でお菓子持っていくわ」
「ありがとうございま~す」
おばさんと軽く会話をし、2階に上がった。
ノックもせず、アキラの部屋に入るオレ。
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