1267人が本棚に入れています
本棚に追加
(あぁ~腹へった。購買いこ。)
ガシッ
誰かが俺のブレザーを引っ張っている。
振り向くとそこには、雫がいた。
「どこいくの?」
雫が勇馬に尋ねてきた。
身長的に勇馬の方が大きいので、必然的に上目遣いになってしまう。
あまりのかわいさに動揺しつつ、
「飯買いに購買いく。」
と答えた。
すると、
「あたしもいく。」といい勇馬の後をついてきた。
教室をでて、購買部に行こうとすると、友人Aがやってきた。
「勇馬、雫ちゃんとどこいくんだよ?」
購買部。といい行こうとすると、
「雫ちゃんが行くなら俺もいくぅ」とキモいこといいながらついてこようとしてきた。
(こいつ、嫌いだからだるいなぁ。)
と思っていると、
雫が俺の腕に捕まってきた。
そして、
「勇馬といくから、こないで」といった。
その一言は、友人Aにクリティカルヒット!
友人Aはまたしてもとぼとぼと帰っていった。
(ざまぁみやがれ。)
こうして、二人は購買部につき、勇馬はカレー、雫は冷やし中華を注文し、教室へと戻った。
二人は机をあわせて、食べようとすると、一輝がやってきた。
「ようっ!勇馬と雫ちゃん。お二人で食事なんてラブラブだね。」
いきなり変なことを言ってきたので、勇馬は動揺してしまった。
勇馬は反論しようと、すると雫がいきなり口を挟んできた。
「勇馬…優しくて、いい人…だから好き。」
「なっ、ちょっ。」
勇馬はさっきよりも動揺してしまった。
一輝は、じゃあお二人にじやましちゃ悪いからぁ~と言って、どっかに行ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!