お引っ越しは出会いのきっかけ!

14/24
前へ
/99ページ
次へ
(はぁ~。いきなり変なこというからどう対応すればいいかわかんね。) 「し、雫まぁ飯食おうぜ」 平静を装いつつ、カレーをほおばった。 (味わかんね。) 二人が食べ終わると同時にチャイムが鳴り、五時間目の授業が始まった。 勇馬はまだ動揺しているので、授業に集中できず、いつの間にか授業が終わっていた。 トントン。 「ゆう、勇馬…。」 「えっ、なに?」 気がついた頃には、教室には、勇馬と雫と少しの生徒しか居なかった。 「帰る…。」 といい、勇馬の腕を引っ張って教室を後にした。 「どうして…ぼっーとしてたの?」 雫が首をかしげながら、聞いてきた。 (萌え~。これが萌えなのか!ってかなんて答えようかな。君に動揺してました。なんて言えないからな。) 「眠かったんだ。」と 勇馬は当たり障りなく答えた。 「そうなんだ…。」 まだ半信半疑の疑いの目で勇馬を見ているが、勇馬への追求はおわったようだ。 (あぁ~。ばれなくてよかった。) その後も二人で話していると、駅のホームについた。
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1267人が本棚に入れています
本棚に追加