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(はぁ~。いきなり変なこというからどう対応すればいいかわかんね。)
「し、雫まぁ飯食おうぜ」
平静を装いつつ、カレーをほおばった。
(味わかんね。)
二人が食べ終わると同時にチャイムが鳴り、五時間目の授業が始まった。
勇馬はまだ動揺しているので、授業に集中できず、いつの間にか授業が終わっていた。
トントン。
「ゆう、勇馬…。」
「えっ、なに?」
気がついた頃には、教室には、勇馬と雫と少しの生徒しか居なかった。
「帰る…。」
といい、勇馬の腕を引っ張って教室を後にした。
「どうして…ぼっーとしてたの?」
雫が首をかしげながら、聞いてきた。
(萌え~。これが萌えなのか!ってかなんて答えようかな。君に動揺してました。なんて言えないからな。)
「眠かったんだ。」と
勇馬は当たり障りなく答えた。
「そうなんだ…。」
まだ半信半疑の疑いの目で勇馬を見ているが、勇馬への追求はおわったようだ。
(あぁ~。ばれなくてよかった。)
その後も二人で話していると、駅のホームについた。
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