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二駅を過ぎた所で異変に気づく。
ドアの近くの女の子が、泣きそうな顔をしている。
(気持ちわるいとかかな?)
そのとき彼女の下の方へと目がいき、彼女の状況を理解した。
(痴漢にあってる。あの子かわいいからなぁ~。ていうか助けなくちゃ。)
勇馬は彼女の方へと向かった。
(殴られたりしたらどうしよう。やべぇーマジ怖い。でも彼女はもっと怖いんだよな。勇気ださなくちゃな。)
勇馬は彼女の方へと向かい、彼女を自分の方へと引っ張り彼女にしか聞こえないように。大丈夫だから俺に任せてと言った。
その後勇馬が背中で誰にも触れられないようにしたため痴漢は次の駅で降りたようだった。
「大丈夫?」
勇馬はそっと声をかけた。
彼女は黙ったままだったがしばらくたつと、コクンとうなずいた。
「俺次の駅で降りるからじゃあね。」
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