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プシューン
平城駅に着いた。
勇馬が降りようとすると、彼女は勇馬よりも先に走って駅を去って行った。
「ちょっ、待って。」
勇馬の声は周りの音にかきけされ彼女に聞こえなかった。
「しょーがないから、学校いこ。」
勇馬も電車を降り、エスカレーターを上り、駅を出た。
「一輝まだかよ。」
勇馬の言った一輝とは、高橋一輝といい、勇馬の親友である。
すると、一輝が走ってやって来た。
「わるい。女の子のけつにひかれてた。」
「あっそ。」
勇馬はもうこいつはこういうやつだとわかりきっていたのでスルーをした。
「半年ぶりなのに、その扱いひどくね?」
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