4月、始まりの日②

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ふぅ、何とか準備は整った。あとは正午の開店時間を待つだけだ🎵 一息着くためにカウンターに出てみると、、、⁉‼⁉‼ 店の前に10前後の人だかりが出来てる しかもほとんどが私の知り合い どういうことだ? 私はあまり開店通知とかはしておらず店の前に近日オープンと書いていただけで知人には知られることはないはずだが💦 来るとしたら商店街の人がほとんどのはずだが💦 少し私が今の状況に戸惑ってると 「あっ、みんな来てくれたんだー」 とオノリが和室から掃除を終えてやって来た「オノリ、これどいうこと?」 と聞く 「みんなに私が教えたの、アッシーの晴れ姿を見に来てねって」とうれしそうにオノリは話すが私はこれで少し緊張してしまった 知らぬ人に自分の姿を見られるより友達やら親に見られるとかなり緊張する。 まぁ、オノリの思いやりなんだろうからこれは感謝しなきゃいけない 「オノリ、ありがとうね。」というと 「ううん、いいって、アッシー、忙しそうで周りに宣伝できてなかったっぽいから」 と誇らしげにいう 「ワァー沢山お客さんが来てますね💦」 とタカチーも調理場から出て来た 「オノリさん、沢山来てもらってよかったですね」 どうやらタカチーも共犯者みたいだ。二人とも開店を楽しみにしているが店長の私は今になって不安が迫って来た💦 どれだけお客さんにここの料理をおいしく食べてもらえるか。 まぁ、不安なのは今に始まったことじゃないし、私の夢だったものを現実化させるためにここまでやってきたのだ。不安は時間とともに自信に代わっていけばいい。
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