й…お祖母さまから…й

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「マグノリア…そこの鏡台の右の引出しを開けてみて。」 お祖母さまの言う通りマグノリアは鏡台の引出しを開けた。   中には綺麗な彫り細工のされた金のコンパクトが入っていた。   「わぁ…綺麗なコンパクト…」 マグノリアが呟いた。   「持っていって頂戴…女性はいつも美しくありたいと心掛ける事。いつも身近な所に持っていてね。」 とお祖母さまはベッドから言った。   「私が貰って良いの?」 マグノリアがそう言うとお祖母さまは   「私は眼も老いて小さなコンパクトを使う機会が無いもの…それにお祖父さまが最初にくれたプレゼントで私の宝物なのよ。だからマグノリアに受け継いでもらいたいの…」 と言ってお祖母さまは微笑んだ。
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