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艦内に警報が響く――コンディション・レッド発令
すでにパイロット達は自身のＭＳに搭乗しており、アンカーによってカタパルトへと運ばれていく
エースの証であるパーソナルカラーが施された白と赤の機体――ZGMF-1001 レイ専用ザクファントムにZGMF-1000/K ルナマリア専用ガナーザクウォーリアである
このザクウォーリアと呼ばれる機体は前大戦後に開発されたニューミレニアムシリーズの機体である
外見はＵＣのMS-06Ⅱザクに酷似しているがこの機体の特徴として、ウィザードと呼ばれるバックパック換装システムが採用されている事である
これは作戦目的や目標によって自在にウィザードを変更することによってザク一機に様々な機能を持たせるシステムである
「レイ・ザ・バレル、ザク出るぞ！！」
「ルナマリア・ホーク、ザク行くわよ！！」
2機がカタパルトから射出され、前方に見えるユニウスセブンへと向かってゆく
そしてミネルバ、ある機体専用カタパルトにせり上がってくる青い戦闘機が一機
そしてそのコクピットに座る男の瞳が赤く煌めき、発進許可が下りる
「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます！！」
ＵＣでいえばコアファイターに当たるであろうその機体が専用カタパルトから発進されると同時に、ＭＳの上半身部分に盾をくっつけた様な奇妙なパーツ・さらに下半身の形状ををしたパーツが続いて射出される
さらにウィザードシステムに酷似しているバックパックの様なパーツも射出され、コアスプレンダーと垂直に並ぶ
コアスプレンダー上部のコクピット部分が折りたたまれ、付属のミサイルが切り離される
そのまま、チェストフライヤーと呼ばれるＭＳの上半身部分とレッグフライヤーと呼ばれる下半身とを接続する形で合体する
上半身・下半身とも接続を終えた瞬間、それはＭＳ――人型のガンダムタイプのＭＳへと合体したのである
そして最後に換装システムの一つ、高機動型【フォースシルエット】が背面に接続され鮮やかなトリコロールカラーのガンダムへと姿を変えた
これがザフトに残されたセカンドシリーズの1つ――【インパルスガンダム】である
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