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『フット殿…
お灸を据えたなら、仕事に戻られよ。』
くぐもったその声を聞いた瞬間、ホッと胸を撫で下ろした。
階段の途中に、銀の鎧を身に纏った将軍が立っていらっしゃったのです。
「ハガネ将軍!
フット様を、止めてください!」
『落ち着きなさい、コメット。
本気では無いよ。』
将軍の言葉を聞いて、族長達を振り返ると
シルフ様は、床にひれ伏し
おじいちゃんは、剣を納めて帽子を脱いで一礼している所でした。
「将軍…シルフの教育もしてやったらどうじゃね?」
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