『ある少年の思い出』

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少年は動物が大好きだった。 学校から帰る途中に空地があり、そこには1匹の野良犬が住んでいた。 給食の残りを集めて、よくエサをあげていたそうだ。 小学校3年になった時、少年はどうしても我慢出来ず「犬が飼いたい」と母親に言った事がある。 台所に立つ母親は振り返りもせず、 「動物はダメだよ」そう答えただけで後は何を言っても黙って夕飯を作っていた。 その会話を聞いていた姉が少年に話しをしてくれた。
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