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「神様…もうすぐ会えるんだろうねぇ」
そう言って歌い人はクスりと笑った。
「せめて答えを出してから死にましょうよ」
歌い人はポケットを探り出して小さな瓶を取り出した。その眼は酷く濁った色を宿している。
「無理だよ…」
「え?」
「もう答えは出てるんだ」
…
その数分後
歌い人は静かに死んだ。
・・・・・・・・・・
「後悔はしてないだろ?」
「ええ、神様」
「答えは合って無いようなもの…か」
「間違っていますか?」
問掛けた人間は真っ直ぐに目の前の人物を見る。
神様と呼ばれた者は、ついさっき死んだ歌い人に振り向き、笑顔で答えた。
「答えは合って無いようなものさ」
そうだろう?。
と、言った。
歌い人はにっこりと笑った。
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