高校ライフ

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駅に向かう途中で黒塗りのリムジンを見つける。 なんじゃあれ? こんな平凡な町じゃ目立つよなぁ…。 まぁ行かないと学校に遅刻するから行こう。 「はぁずぅきぃちゃんっ♪」 心なしか呼ばれてる気がする。やだなぁ…耳掃除しないとだ。 「はづっき~♪シカト~?」 やだやだ。幻聴が聞こえる。きのせいだよな?ジョセフィーヌ。 「やだな。あたしをシカトしないでよ?」 肩を叩かれる。 うぎゃあぁぁ!!きのせいじゃなかったぁぁ!! ゆっくりと声がした方に向く。 「おはよう。紗南」 「フフッ。おはよ♪一緒に行かない?」 後ろには不気味に笑う紗南。 俺には行かない?が強制に聞こえるんだけどきのせいですか…? 「いや、電車で行くから」 とりあえず逃げたい俺。 「電車って何?とりあえず今日は車で行くよね?」 電車知らないんかい!? 「さっ行くよ」 有無を言わせない雰囲気。 「…はい」 半強制で俺はリムジンに乗せられた。
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