星に願いを

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空には月がなく 星がいっそう輝いて見えた 懐中電灯で足元を照らしながら 真ん中まで 手をつないで歩いた バックから レジャーシートとクッションを出して 2人で寝転んだ あたし 「キレイだね」 ジュン 「うん」 あたし 「流れ星みれたら、なにお願いしようかな!」 ジュン 「チョコレートいっぱい食べたいとか?」 あたし 「じゃ、そうしようかなっ」 ジュン 「おれとず~っと一緒にいたい。じゃないの?」 あたし 「願ってもいいの?」 ジュン 「いいよ」 ジュンの言葉に 涙がこぼれる あたしには その願いは 願いたくても、願えないよ
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