Admit -告白-

1/5
前へ
/12ページ
次へ

Admit -告白-

順応早かったなぁ、オレ。 勇介ちゃんにあっさり自覚させられて、受け入れるまで。 もっとこう、心の葛藤? そういうの、あっても良いもんじゃないかと思うんだけど。 今じゃすっかり、この感情に折り合い付けて笑ってるのに慣れちゃって。 トクトクトクトク、普段よりちょっと早い鼓動のリズムも馴染んじゃって。 好きだなぁって、ふとした拍子に普通に思うようになっちゃって。 でもちゃんとわかってんのよ? バカはバカなりにって言うかさ、これ以上ハマっちゃヤバイって。 だからこの距離キープの厳守。 コイツはオレらが卒業したら永遠にサヨナラの先生。 オレはコイツの記憶にも残らないバカ生徒そのX。 これで良いの。 今一緒に居られるだけで、十分十分。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加