プロローグ

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ハァ・・・・・・ ハァ・・・・・・ 一人の青年は、横っ腹に怪我を負いながらも走っていた。 何者かから逃げるために、迷いの森と呼ばれる森の中に入ったのだ。 迷いの森は、一度入れば森を出るのに一週間は抜けられなくなる。 それは、青年はよく知っていた。 さすがに、怪我が深すぎるのか血がたくさん出てきている。 ―逃げ延びねば、女王に報告・・・しなければ・・・ 青年は、地面にバタッと倒れた。
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