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その頃の王室では―
王女・イクス=ピーリアは、せっせと執務をこなしていた。
休憩がてらに、在籍してる兵の一覧を見ていた。
ふと、王女の目にとまっていたひとりの兵士。
凛々しい顔立ちのどうみても兵士には向いてない顔をしている。
(この人・・・・・・どこかで・・・?)
「イクス様、仕事に取り掛かってください。」
「分かりました。ちょっと待ってください。」
兵の一覧書を机の中に入れて、執務に取り掛かった。
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