7人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇねぇ。典子!仲間が出来たよ!久美も相撲好きなんだって。」
美佳が目をキラキラさせて典子に声をかけた。
「マジで?久美ちゃんも相撲好きなの?」
呆れたように典子が口を開いた。
「うん。」
また適当に返事をした。
「じゃ、お前の好きな力士の名前言ってみろよ。」
弘樹が横から口を挟んできた。
「曙?」
知っている力士を適当に答えた。
「じゃ、好きな大関は?」
美佳が話しを振ってくる。
大関?
大関って?
誰が居るの?
答えが出なかった。
「……久美?」
「ごめん。分からない。」
「そうだよね!いっぱい居て選べないよね。」
美佳の目はハートになっていた。
「どうやら違うらしいぜ。」
最初のコメントを投稿しよう!