act.0

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ー5歳ー 優「ねぇ、純ちゃん~歩くのはやいよー!まってー!」 純「お前な、もうちょっとしゃきっとしろよなっ!」 優「だって純ちゃんみたいにうんどーしんけーよくないもん」 みなさん…今の会話に何か違和感はありませんでしたか? 優「純ちゃんっここ来てー!かわいいお花あるー!」 純「…お前な…それでも"男"か?」 優「男の子なんてかんけいないもん。ほらっ!純ちゃんやっぱり"女の子"だからにあうね!」 私の髪に小さな花をちょこんとつけ満足そうに笑う優 純「こっ、こんなのつけられるか!かっこわるい!」 そんな5歳の頃の私達 私は清水純[しみずじゅん] 小さい頃から男っぽい性格で、短髪で絆創膏だらけの見た目からも、"純"という名前からもしょっちゅう男の子に間違えられる… だけど!こんな私もれっきとした"女"である それでこの女の子みたいなやつは池田優[いけだゆう] 私と優は家が隣同士で生まれた時からずっと一緒にいる 性格は女の子そのもので、大きくクリクリした目、色白な容姿。男の癖に運動出来ないし泣き虫でいつも私にくっついてくる 本当世話がやけるやつ。だけどやっぱり優といるときが一番楽しかったりする私達は姉弟のような幼なじみだった
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