1人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや、ただ何時に家を出れば間に合うのか忘れちまってたんだ」
「忘れてたって、一時間も遅刻するか!?普通」
遠いんだから仕方ない。
俺の家は電車使って一時間もかかるのだ。
「まぁいい、それで“例の物”は持ってこれたか?」
「もちのろん!持ってきましたぜ」
「よっしゃ!じゃ、また放課後な」
放課後、俺たち二人は高等部の一年生の教室へ向かった。
教室の中には色白で少し小さい男が友達と仲良く話をしていた。
俺はそいつに声をかけた。
最初のコメントを投稿しよう!