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季節外れの冷たい風が吹いていた
たったひとつの夢に
全てをかけた
その思いは届かなかった
ただ夜空を見上げて
冷たい風に吹かれていた
闇夜に浮かぶ
いくつもの光を眺めながら
ふと一つの光を見つけた
とても弱く
今にも消えてしまいそう…
でも、いつまでも光っていた
周りの強い光にまけず
あの星…
俺はあの星みたいになりたい
確に、結果は出なかった…
でも
僕の心の中には大きな何かが
大切なものが
たくさんできていた
そうだ…
これまでしてきたことは
無駄じゃなかった
どんなに弱くても
夢を追いかけ続けよう
気がつくと
暖かい風が
僕のからだを
よこぎっていった
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