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奇跡
「奇跡っていうのはね、起こる事がないから奇跡なんだ。起こったとしても、それは偶然というまやかしなんだよ。」
「じゃぁ、偶然ってなに?」
「それは、運命のなかに埋め込まれた、ごくわずかな有利性、偶然もまた、必然なんだよ」
「じゃぁ、奇跡ってなに?」
「それは、人々のわずかな希望。運命に抗おうとする、弱々しい微かな想像なんだよ。」
でも、諦めちゃいけない。
人間の可能性は未知数だ。
信じ続ければ、いつか運命を変える力だって見つかるかもしれないのだから…
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