消えたひこうき雲を探して。

つまんない日常

始業のベルが鳴る５分前。

皆黙々と機械的に、知識だけを詰め込まされるこの空間が嫌い。
それはまるで見えない鎖にがんじがらめにされている様で。

教室を眺めると、席を戻して机の上に筆箱を出し始めている真面目系のグループ。

鏡を見ながら、化粧をしながら器用に会話をしているギャルグループ。

机にどかっと座りながら、スカートも気にせず足を広げて部活の話をしている運動バカグループ。

あたしは何がやりたい。
何の為に生きている。

何もかも、つまんないんだよ。