🍁...プロローグ

3/4
前へ
/24ページ
次へ
椿の母さんにちゃんと挨拶して、俺達は二人… いつもの様に学校に迎う。 姫島高校。 俺と椿はそこの高校の一年生。 椿が家から近いと言う理由をもとに選び受けた高校だ。 俺は… それを追う様に、受験して未だに椿の傍にいる。 "偶然だね…" "そうだな" なんて、事を中学の受験の時に話てたっけ… ま、偶然。なんてのは勿論、嘘で… ただ、俺がお前の傍を離れたくなかっただけなんだけどな。 一人にさせるのが、心配… という理由もあるが、 一番に、 目の見えていない椿は気付いてもいないが。 椿は容姿が綺麗過ぎる… 漆黒に輝く長い髪。 いつもは閉じてるが、開けば綺麗に輝く蒼い瞳。 雪のように冷たそうな、白い肌。 か細い身体。 そして、何より… 俺が椿を自慢だと思う事が… 椿のもつ声。 歌だ。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加