第1話「だるまさんがころんだ」(殺人編)

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いきなり動きを止めた直樹… 俺は何が起こったのか気づくまでに数秒の時間がかかった 男が直樹に向かい手を伸ばしている その手には信也を刺したナイフが握られている そのナイフの先端が直樹の額に触れているかいないかの位置で止まっていた 自分に突き付けられたナイフに直樹は動けなくなっていたんだ いや、直樹だけじゃない 俺達の誰もがその場を動けないでいた… 夕暮れの裏山に流れる沈黙 その沈黙を破ったのは男の一言だった 「お前達に生きるチャンスをやるよ」
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