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鬼ごっこやかくれんぼ、木に登ってみたり…
俺達は時間の立つのも忘れて遊び続けた
そして、日も暮れ始めた頃…
「だーるまさんが、こーろんだ」
言い終わるのと同時に直樹が振り返り信也を指さす
「信也動いた。…いつも最初に負けるな、お前」
少し呆れたように言う直樹に信也は
「しょうがないだろ…」と、弱々しく答え直樹の横に歩いていく
その時だった…
あいつが現れたのは…
直樹がだるまさんがころんだを数える時に使っていた木の向こうから出てきた何かが、信也の左手にぶつかる
グサ…
その光景を見ても、俺にはすぐには理解出来なかったんだ…
何が起こったのか…
「痛いぃぃぃぃ!!わぁぁぁぁあぁぁ!!」
ただ、信也の声が響いた…
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