赤い鏡

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コツン、 コツン、 コツン 横になっていた、良子は、妙に近くから聞こえてきた、足音にふと目が覚めた。寝起きというのもあり、あまり気にはしなかったが、また、 コツン、 コツン、 コツン また良子の耳に足音が聞こえてきた。良子は少し怖くなってきた。 何故なら、良子の家は、都内にあるマンションであり、階段はなくエレベーターしかないし、隣りは、誰も住んでなく、そして玄関から離れた場所にある良子の寝室から足音なんて聞こえるはずがないからである。 良子は気のせいだと思い、また寝る事にした。 翌朝、足音いがい、何もおきなかったのもあり、良子は、あまり気にしなかった。
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