赤い鏡

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コツン、コツン、コツン… … … また足音が聞こえてきた、しかも足音の後に何か声が聞こえてきた。 なにげなしに、良子は、音のする方に行ってみた。するとその音は、何故か鞄の中から聞こえてきているのがわかった。良子は、震えがとまらなかった。 〈なんで、あたしの鞄から足音が聞こえるの〉 コツン、コツン、コツン…お前を… ころ… す。 〈えっ今、殺すって聞こえた〉 恐怖のあまり座り込んでしまった良子。すると、急に足音が聞こえなくなった。 良子は、鞄の中に何かいるんだと思い。怖かったが、鞄を開けて見た。が、中には赤い鏡しか入っていなかった。 すると、また…
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