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空には満月が雲で見え隠れしていた
俺たちはテントを離れて
10時頃まで遊んだ
肝試しを開始したのは
その後だった
コースは普通の散歩道
「ヤバイ、テンション上がってきた」
と廉が言った
「私無理だやっぱり」
と咲季が
そんな咲季を
唯が若干無理やり連れていった
俺達は歩きだした
持っているものは懐中電灯
俺の提案で
1つだけ
10分ぐらい歩いた頃
辺りは松の木でおおわれ
明かりは
月の光と懐中電灯1つ
あとは100メートル毎にある小さな電灯
しかし
その電灯も20分歩くと無くなった
もうコースは散歩道ではなかった
途中で懐中電灯の電池が切れた
いゃ
切れるはずがない、電池は出発する直前に俺がかえたはず
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