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「……腹減ったなぁ」
深き森の中。一本の槍を背負った黒髪の少年は呟く。
少年の名はシルバ・アウリオン。
今年18になる少年だ。
金色の輝きをもつ瞳は柔らかであり、だが見るものが見れば決意に満ちた瞳と評価される。
流れるような黒髪は後ろで一つに結んでいる。
紺色のタンクトップに、腕には同じく紺色のアームガード。
黒いジーンズパンツに、腰に白い衣を巻いている。
そんな精悍な顔つきなシルバは……
道に迷っていた。
彼が特別方向感覚がおかしいという訳ではない。
「……この森は“異常”だ。簡易だが結界が張ってある」
《作:裏ALICEさん》
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