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シルバはボアウルフが自分の放つ殺気に反応してしまったのだろうと考える。
「……修行不足だな」
シルバは地面に着地する。
そこへボアウルフがまたも突進してくる。
迫り来る二本の牙。
「……仕方ない」
シルバはボアウルフへと向き直る。
「“封を外してやる”」
シルバは腰をかがめ、左足を前にし、右手を後ろに引く。
『ファースト・リリーヴ』
彼がそう言った途端、気のせいか大地が震えた気がした。
「…らあっ!!」
シルバはボアウルフの眉間に右の拳をぶつけた。
そのままシルバは地面に叩きつける。
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