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慎吾「もう…無理だ…」
慎吾は完全に諦めた様子だ。
無理もない。この状況ではそれが1番利口だ。
つよし「はぁ~。もう人生終わりかぁ…来世は星になりてぇわ」
つよしも目を閉じる
誠「あんたは…諦めないの?」
誠が重い口を開く
石毛「俺だって無理なことくらいわかってる。こんなの隕石が落ちたことを恨むしかないよ。でも俺、高校の時、バスケ部でさ…先生に…」
石毛「最後の1秒まで絶対に諦めるな!後悔したくなきゃ全力でやってみろ!お前はまだまだ強くなれる!絶対に勝てる!って教えられてな……」
誠「そうか…」
石毛「なにこんな話ししてんだろ…もう死ぬってのに…さすがにこりゃ諦めるしかねぇのに…」
誠「俺だって諦めたくねぇさ…」
2人はねっころがりながら空を見ている
誠「もう祈るしかねぇな。この世界を…どっかの誰か…それこそ神様でもいりゃあいいのにな…」
石毛「いるわけねぇだろ…それに俺は神には祈らねぇ」
誠「今の神様に聞かれたら殴られるぞ?」
石毛「神様って殴るのか?」
誠「知らん」
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