神姫のお巡りさん

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フロントライン環状線の交差点にあるセブンイレブン。そこに二台のパトライクが止まっている。その傍らで二人の婦警が少し遅い昼食をとっている。 「(モグモグ)ハッちゃーん今日はフロ環静ねー」 ショートカットの天使型エクセル巡査が間延びした声で言った。 「ホントね(ちゅー)」 リペアーク型のハイアット巡査が抹茶オーレを吸いながら呟く。 その刹那… ぷおーーーーん!!! 60キロの道を140キロは出ているであろうスピードで走り抜けていく黄色いフィアット500。 「な、な、な…」 「わー、はやーい」 「感心してる場合じゃないでしょ!!追うわよ!!」 ハイアットは素早く抹茶オーレのパックをゴミ箱に放り込んでトライクに乗り込んだ。 「(モグモグ)ほっほ、はっへくらはい~(モゴモゴ)」 食べかけのヤキソバパンを無理矢理押し込んで慌てて後を追った。 ぱぉーーーーん 「…さっきコンビニの所に警察いなかった?」 フィアットの助手席に乗っていた犬型の優牙が二人の警官を確認していた。 「えー?知らなーい」 ドライバーの猫型の奈緒は運転に夢中で気が付いていない。 パオパオパオパオ… 「前のフィアット!60キロの道を160キロで走るなー💢左に寄せて停まりなさい!!」 「あららー💦」 「…早く止まったほうが…」 「逃げるぜ😏✨とぉ❗」 ガシャ!!
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