3人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
ギョアァァ!!! バキャッ!!
初弾はフロントのパトランプを砕いたが、辛うじて回避した。
「…」
バスッ バスッ
優牙が次々と弾丸を射ち出す。
ビチュン! バシッ! バカン!
フロントフォークに数発被弾した。するとゴーグルのH.U.Dに警告文が表示された。
WARNING WARNING WARNING WARNIN
F赤色灯(R) 被弾率 100%
コンディション:全壊
フロントサスペンション 被弾率 60%
コンディション:レッド
フロントフォーク 被弾率 47%
コンディション:イエロー
部品交換ノ必要性アリ。追跡継続ノ場合ニオケル…
WARNING WARNING WARNING WARNIN
これ以上被弾すると追跡が困難になる可能性を表示していた。その時、ライフルの弾が切れた優牙がリロードを始めた。
「今だ!!」
トライクを急加速させ、ピタリとフィアットの真横につけた。
ホルスターからイングラムを取り出すと、リヤタイヤに狙いをつけ射撃した。
ダーーーーーーーッ
バシバシッ バスン!バタバタバタ…
弾倉が空になるのと同時にタイヤがバーストしてフィアットはコントロールを失う。
キョキョキョキュ
「なんとおぉぉー😭」
奈緒は必死に車を制御しようとしているがスピンが止まらない。フィアットはスピンしながら中央分離帯に向かって突っ込んでいく。
「(マズイ!あのままでは対向車にも被害がっ!?)」
そう思った瞬間、ビュンと横を何かが通り抜けて行った。
「間に合えぇえぇ!!!」
エクセルの2号車だ。
ばうんっっ ガキョン!!
エクセルはトライクをジャンプさせるとそのまま空中でパワードスーツモードに変型させた。
最初のコメントを投稿しよう!