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トライクを変形させたハイアットが車と分離帯の間に割って入った。そしてアーマーハンドでフィアットを押さえると背中のタイヤでガードレールを受ける。
ガギャギャギャギャギャー…
摩擦で火花が散る。
「止まれぇぇ~!!」
フルブレーキをかけるエクセル。
ガガガガガガーッ…プシュ~……
30メートルほど滑走したところで停止したフィアットとパトライク2号車。遅れてハイアットがやって来た。すかさずイングラムを抜き、フィアットの二人をホールドアップさせる為にドアに駆け寄る。
「さぁ、無駄な抵抗は止めなさ…あ、れ?」
シートで気絶する犯人2人。
「あ~あ、あれくらいで気絶するなんて、スピード出すほうがよっぽど怖いわよ。」
フィアットとガードレールの間から出てきたエクセルがつぶやく。
「しょうがない…引きずり出して拘束しよう」
サンルーフから2人を担ぎ出すハイアットとエクセル。
ジー…カシュッ
特殊なテープ状の手錠をかける。
「おーえん(応援)はもう呼んだから後は彼女らにまかせよー。」
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