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その頃、パトカーの車内では…
「イテテテ…」
気絶していた奈緒が目を覚ました。
「目が覚めたみたいね」
リペイント天使型の警官がナビシートから振り返る。
「優牙 もう 起きてる」
運転している悪魔型の警官がバックミラーを覗きながら続けた。
「いや~、助かったわ真夜、ネモ」
すると前の警官2人が窓の外に帽子を脱ぎ捨てた。なんと引き取りに来た警官は偽物で、奈緒と優牙の友人だった。
「ちょろいもんよ」
「乗ってた警察は?」
「今頃起きて連絡してるころじゃない?」
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