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俺と竜輝は裏山に居た。それは学校に入ったり出たりと面倒臭いこと避けるため。
この裏山は広い訳ではないんだが、全体的に草が生い茂っていてちょうど俺の胸の高さまでそれがある。
女子なら全部隠れるだろう。ここにいたとしても探すには相当骨がおれる作業………
竜「ん~…なんか何もなさそう…まぁ探してみるか、彰!」
竜輝は振り向いた、が。
竜「彰~~~~~!!?」
誰も居なかった。竜輝は裏山に置き去りにされてしまったのだった。
普通あんなところに人はいないと考えるのが妥当だ。
理解できない竜輝…、哀れ。
彰「─────さて……」
一方の俺はもう学校の中に入っていた。
まず最初に行くのは……
彰「教室だよなー…」
A館の4階にある男子トイレ、裏山、体育教官室の奥にある開かずの間、誰も入れない教室、茶道室に飾られる生け花、屋上に香る香水。
彰「…マジで何かが───…」
実際に裏山行く途中で教室から明かりがもれていた。
例の<入れない教室>に…
彰「この七不思議で一番手がかりが見つけられそうな場所だしな」
‐歩いて20分‐
彰「…!っ遅かったか…」
その教室は暗く、人の気配は皆無。もちろんドアは──…
彰「!!!!!!!??」
…何故か開いた…
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