麗の場合

16/26
725人が本棚に入れています
本棚に追加
/133ページ
夕食が終わり、静まり返る○○宅。 萌が食器の後片付けをする音だけが聞こえていた。 重い沈黙。麗は俯き、瑠依は少し怒っている様だ。 「おまたせ。瑠依。話しって何かな?」 食器を片付け終えた萌がリビングへ来た。 「萌、とりあえず座るです。」 瑠依は、萌に座る様に言い、萌もそれに従う。 「瑠依。それで話しってなぁに?」 椅子に座った萌が瑠依の顔を見て聞いた。 「今日、瑠依と麗で学校からの帰り道で、○○と萌が一緒に居るの見たです。」 瑠依は落ち着いた口調で話し出した。
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!