725人が本棚に入れています
本棚に追加
/133ページ
コンコン…
麗の部屋のドアをノックしたのは、萌だ。
「麗…。お話があるの…」
萌が麗に呼び掛ける。
しかし、麗からの返事はない。
「大事な話しなの…。
お願いドアを開けて…」
萌からの言葉に麗が、
「ボクは話す事なんてないから……。」
と返事をする。
トントントン……
誰かが階段を上がる音が聞こえる。
どうせ〇〇クンでしょ…
萌が大事だから…
ボクなんて…
麗がそう思っていると。
ドンドン…
強くドアを叩く音がした後、
「麗。開けてくれ。
俺が悪かった。きちんと話すから出てきてくれ。」
〇〇が少し大きな声を出した。
最初のコメントを投稿しよう！