麗の場合

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「私達とお兄ちゃんは、血が繋がっていないの。」 萌の言葉を聞いた麗は、 「それじゃあ…、ボクも…。」 小さな声で呟いた。 「私は、お兄ちゃんが好きなの。 ずっと好きだったの。 それをお兄ちゃんに言っている所を、麗と瑠依が見たの。」 萌は少し涙を浮かべて言った。 「ちょっと待って欲しいな。 ボクも○○クンの事がずっと好きなんだ…。」 麗の告白に、 「麗…。」 ○○は驚いた表情を見せていた。
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