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アルド
「うぅーん……!
満足まんぞく!
……って、ちょっと食べ過ぎたかも
リーハの作るフルーツケーキは
おいしいからなぁ……
今日のは一段とおいしかったし
もしかしてリーハ
また配合変えたのかも?
あ、風向きが変わってきた……
気持ちいい……
よし
風の音でも聴きに行こうかな
あ、リーハ…」
リーハ
「ここにいたのね、アルド
探しちゃったわよ!」
アルド
「どうしたの、リーハ
なんかあった?」
リーハ
「もう、アルドったら
やっぱり忘れてたのね
お皿、出しっぱなしでしょ?」
アルド
「わっ!そうだった!
ごめん、リーハ」
リーハ
「ごめんじゃないわよ
食べ終わったらお皿を片付けてって
いっつも言ってるでしょ!」
アルド
(リーハは僕のお姉さん
血はつながってないけど
ずっと家族として暮らしてきた
7年前、僕がリーハに召還
された日から、一緒に暮らして
きたんだ
本当は、僕は召還獣という存在
らしいけど、人間のリーハと
何ひとつ変わらず、生きてきた
マァバドゥという
カウスクザフの村で育った
子供時代にも……
大きくなってふたりが住む
島を与えられてからも
ずっと大切な家族だ)
リーハ
「ほらほら
今日もたくさん食べたんだから
洗うお皿もいっぱいあるわよ!」
アルド
「わかってるって!」
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