1、プロローグ

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ここでいう上層部とは、いわゆるこの世界に住まう神々を表している。 神々が城内部で権力を持っているならば、反乱軍を神々で倒せばよいのでは? と、考える城内部の人間も多々いるがあくまで神々はこの世界の秩序を守る者。 人間達の争いに手を出して、秩序を乱すようなことは一切しない。 人間の争いは人間で。神々の問題は神々で解決する。 これは城側でも反乱軍側でも当たり前のことなのだ。 レーヴァは、神々から見るとただの人間でしかない。 が、宝玉が命の代わりなどといった世界の理から大きく外れているといった点では、 神に近いともされる存在である。 レーヴァが別世界からこの『アステカ』に飛んできたときに 他世界の異分子として排除されなかったのは、この不思議な宝玉の研究が目的であったが、 今では一幹部には任せられない、神々の都合による任務をこなす地位になった。 そしてその一部が今現在の任務、『ナワルピリの守護』である。
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